「最近頭がなんだかかゆいな」
「ちゃんとシャンプーしてるのに、フケがよく肩に落ちている」
こうした悩みを持つ人は多いはず。
原因の大半は、頭皮の皮脂過剰や乾燥、またはシャンプーやリンスのすすぎ残しです。
シャンプーを変えたり、シャンプーの仕方を改善することで対処ができるでしょう。
しかし、そういった対処をしてもかゆみ・フケが治らない場合、頭皮に何らかの異常が起きている可能性があります。

【頭皮のフケ・かゆみ】治すにはどうすればいい?

治療のイメージ

頭皮のフケやかゆみを治す方法は4つ!

・薬用シャンプーに変える
薬用シャンプーは、頭皮のフケや炎症によるかゆみなど、頭皮の問題を解決するための有効成分が含まれたシャンプーです。 「医薬部外品」という表記がされていれば、それは薬用シャンプーだと判断できます。

 

・シャンプーの方法の改善
1:爪を立ててガシガシ頭皮をこする 2:シャンプーの泡を髪につけるだけで、頭皮をまったくこすらない 3:泡をすすぐ時、シャワーの水圧だけで泡を落とし、頭皮のシャンプーを十分に落としていない など、シャンプーをきちんと洗っていない場合、フケや頭皮のかゆみが現れやすいです。 詳しくは以下のページを参考にしてみてください。
・市販のフケ・かゆみ治療薬
市販されている頭皮のフケやかゆみの薬を使用することで、症状を改善することができます。 薬の成分は、頭皮の炎症を抑える成分と、マラセチア菌などの菌を殺菌する成分が主に使われています。

 

・皮膚科での治療
皮膚科では頭皮の悩みもしっかり対応してくれます。 頭皮のかゆみやフケは、円形脱毛症などのアレルギー症状や、脂漏性皮膚炎などのマラセチア菌の感染が原因の可能性があります。皮膚科では、フケやかゆみの原因を特定するだけでなく、それらの病の治療も行ってくれるのです。

 

フケ・かゆみの症状と原因

シャンプーの仕方に問題がない場合、以下のような問題が挙げられます。
原因と症状について表でまとめてみました!

名称 原因 症状の特徴
脂漏性皮膚炎 マラセチア菌というカビの仲間が、頭皮で増殖することで引き起こされます。
体質的に皮脂が過剰分泌されている人や、頭皮へのシャンプーが不完全な人、そもそもシャンプーをしない人などがかかりやすいです。

・頭皮の炎症、かゆみ

・脂っぽいフケ

・頭にかさぶたのような硬い皮ができる

頭部白癬菌(しらくも)

白癬菌(はくせんきん)、つまり水虫が頭皮に感染することで引き起こされる病です。
頭部白癬菌に感染した人の帽子やタオルを共有したり、白癬菌のいる場所に触れ、その手で頭皮や髪の毛を触ったりすることで感染します。

・まだら状に髪が抜ける

・頭皮の炎症、かゆみ

・頭皮からの出血や膿

・うろこ状の吹き出物

・乾いたフケ

乾癬

乾癬(かんせん)とは、国内で約10万人の人が発症する皮膚の病です。
機械的刺激(肌がこすれるなどのダメージ)が受けやすいところに現れ、肘やひざ、臀部、足のすねのほか、頭部にも現れます。
原因はまだ特定されていませんが、個人の体質のほか、ストレス・薬剤・感染症・糖尿病などの成人病が関係しているとされています。

・頭皮の炎症・かゆみ

・頭皮に赤い発疹

・頭皮が分厚く盛り上がる

・銀色のフケのようなものがポロポロ落ちる

シラミ

シラミとはご存知の通り、人の頭部に住み着く寄生虫です。戦後にDDTの散布によりほぼ根絶されましたが、1994年以降徐々に増加傾向にあるとされています。
感染する原因は、シラミに感染している人の帽子やタオル、クシを使用すること。また、感染者に頭を近づけたり、感染者が入った浴槽やプールに入ると感染する場合もあります。
シラミは素早いため、成虫を見つけるのは難しいですが、感染すると白色の卵が髪に付着するため、それでシラミがいるか判別できます。

・頭部の強烈なかゆみ

・かゆみによる不眠・強いストレスがある

・髪の毛に硬くて剥がれない白い塊がある

アレルギー

ヘアカラーやパーマに使用する薬剤や、普段使用しているシャンプー・リンス、整髪料などの成分にアレルギーがある場合、頭部に炎症が起きてかゆみやフケが現れることがあります。
これは「接触性皮膚炎」とも呼ばれ、アレルギー成分が頭皮に触れることが原因で引き起こされます。
また、同じくアレルギーで引き起こされる皮膚炎の「アトピー性皮膚炎」も、頭皮のかゆみやフケの原因となります。

・頭皮の炎症・かゆみ

・乾いたフケ

・最近シャンプーやリンス、整髪料を変えた

・ヘアカラーやパーマをした後、必ずかゆみやフケが出る

肌にアトピーによる症状がよく出る

ステロイド皮膚炎 ステロイド皮膚炎とは、皮膚の炎症を抑えるステロイド剤を使用することで発症する皮膚炎のことです。
基本的に外用薬のステロイド剤は、内服薬のステロイド剤に比べて副作用が少なく、使用することで副作用が起こることはまずありません。
しかし、頭皮や顔に使用した場合、体質によっては稀にステロイドによる炎症が起きる可能性があります。
また、体用のステロイド外用薬を顔や頭皮に塗ってしまい、強い皮膚刺激を受けることもあります。正しい用法用量を守ることはもちろん、個人輸入で強力なステロイド剤を入手するなど、医師の指示や処方とは異なる使い方は避けましょう。
また、ステロイドの副作用で、肌が薄くなることによる毛細血管が浮き出ることでの肌の赤み(菲薄化・ひはくか)や、肌の免疫力が低下することで起こる皮膚炎(脂漏性皮膚炎など)が起こる場合もあります。
こうした症状が起きた場合も、細かく医師に伝えることで、しっかりと対処してくれるでしょう。

・市販のステロイド外用薬や、クリニックのステロイド外用薬を使い、症状がさらに重くなった

・ステロイド外用薬を使ったことで、皮脂やフケが一気に増加した

 

薬用シャンプーで治せる症状は?

シャンプーのイメージ

対応する症状・病が原因ではない頭皮のかゆみやフケ
・脂漏性皮膚炎(予防)
・アレルギー(改善)

まず注意して欲しいのが、薬用シャンプーは、「薬用」と明記されていますが、皮膚科で処方される薬のように症状を「治療」する効果はないということです。
ただ、症状の「予防」または「改善」なら効果は期待できます。
これはどういうことかというと、例えるなら薬用シャンプーは風邪を予防するうがい・手洗いのようなもの。
風邪の原因である病原体を直接殺菌することはできませんが、普段から行うことで風邪をひきにくくすることができます。
薬用シャンプーは、頭皮の病を治療する「医薬品」ではなく「医薬部外品」。
頭皮の症状の予防や、治療中の症状の改善に役立てるために使用できるのです。

薬用シャンプーで治せる症状はない?

症状の予防と改善しかできないと聞くと、使っても意味はないのでは?と考える人もいるでしょう。
しかし、薬用シャンプーは普段の「頭皮ケア」に欠かせません。
頭皮ケアとは、頭皮の環境を整え、さまざまな頭皮の問題を予防・改善すること。
頭皮の環境を整えることで、皮脂の過剰分泌や乾燥によるかゆみやフケを予防・改善できます。
頭皮のかゆみやフケの原因は、ほとんどがこの皮脂過剰や頭皮の乾燥が原因。薬用シャンプーを使用することで、病が原因ではないかゆみやフケを改善させられるでしょう。

脂漏性皮膚炎・アレルギーへの効果

脂漏性皮膚炎は、皮脂が過剰に分泌されることで発症のリスクが高まります。
この皮膚炎の予防で最適なのが、頭皮環境を整えて皮脂の過剰分泌を抑えること。薬用シャンプーは、洗浄力をマイルドにすることで、頭皮への刺激を抑えている商品がほとんどです。
頭皮環境が整いやすくなるため、頭皮環境悪化による皮脂の増加と、それによって起こる脂漏性皮膚炎を予防できるのです。
また、アレルギーからくる頭皮の炎症にも効果的です。
洗浄力の強いシャンプーだと、アレルギーによるかゆみが悪化しやすくなります。しかし、薬用シャンプーは頭皮への刺激が抑えられているため、アレルギーによるかゆみが現れにくくなるのです。
もちろん、薬用シャンプーを使えば誰でもアレルギー症状が起こらないというわけではありません。しかし、刺激が低いことで、かゆみやフケなどの症状が現れにくくなります。

おすすめ薬用シャンプー

スカルプD

スカルプD

https://goo.gl/YdjWvq

【価格】

¥ 3,900

【内容量】

350ml

【特徴】

  • 薄毛改善のイメージが強いが、フケやかゆみの予防・改善効果のあるれっきとした「医薬部外品」
  • 皮脂への刺激の低いアミノ酸系シャンプー。
  • アミノ酸系界面活性剤を複数ブレンドし、頭皮に優しいのに洗浄力は高い
  • 豆乳発酵液を初め、10種を超える保湿成分により頭皮の乾燥を防ぐ
  • ドライタイプやオイリータイプなど、頭皮のタイプに合わせてシャンプーを選べる

 

コラージュフルフル ネクスト

コラージュフルフル商品画像

http://karadanokabi.jp/cfn/index.html

【価格】

¥ 3,240

【内容量】

400ml

【特徴】

  • 抗カビ成分「ミコナゾール硝酸塩」と、抗菌成分「オクトピロックス®」をダブル配合。脂漏性皮膚炎の原因菌マラセチア菌の増殖を予防する
  • 低刺激・無色素なので肌の敏感な人でも使いやすい
  • オクトピロックス®が頭皮の臭いもブロック
  • 頭皮がオイリーな人用の「すっきりサラサラタイプ」と、頭皮が乾燥しやすい人用の「うるおいなめらかタイプ」が選べる
カダソン薬用スカルプシャンプー

カダソンTOP画像

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【価格】

¥ 3,218

【内容量】

250ml

【特徴】

  • 皮膚科専門医が監修した薬用シャンプー
  • 抗炎症成分のグリチルリチン酸2K配合で、頭皮のかゆさやヒリヒリを予防
  • 抗菌成分サリチル酸配合により、頭のかゆみやフケの原因であるマラセチア菌の増殖を抑える
  • 頭皮マラセチア菌のエサになる油系保湿成分を使用せず、水溶性保湿成分のキクラゲエキスを使っているので、マラセチア菌の増殖を抑えられる!
  • 低刺激のアミノ酸系シャンプーなので、頭皮が敏感な人でも利用がしやすい。

シャンプー方法の改善で治せる症状は?

シャンプーをされている画像

対応する症状・病が原因ではない頭皮のかゆみやフケ
・脂漏性皮膚炎(予防)

シャンプーの方法を改善することで、皮脂の増加による頭皮の炎症や、頭皮にシャンプー成分が残ることでの炎症を防ぐことができます。
間違ったやり方でシャンプーをしている人は意外と多いので、頭皮にかゆみやフケが出ている場合、このシャンプーの仕方を変えることで、症状を予防・改善させることができるでしょう。
また、皮脂の増加は脂漏性皮膚炎のリスクを高めてしまいます。正しいシャンプーの仕方を行うことで、頭皮の皮脂を多く取り除き、脂漏性皮膚炎の予防に役立てられるのです。

市販のフケ・かゆみ治療薬で治せる症状は?

市販品のイメージ

対応する症状・脂漏性皮膚炎
・頭部白癬菌
・乾癬
・シラミ
・アレルギー

頭皮のフケ・かゆみに対応できる薬はドラッグストアなどで販売されています。
市販されている薬は、主に抗ヒスタミン系ステロイド系の外用薬で、頭皮のかゆみや炎症を抑えるために使用できます。
脂漏性皮膚炎はニゾラール。
頭部白癬菌はヒフケス。
シラミならキンチョーのスミスリンやアースのシラミ・ダニ退治スプレーが効果的
です。
乾癬やアレルギー症状を直接治療する薬はありませんが、かゆみを抑えるために抗ヒスタミン系・ステロイド系の薬を使用することはできます。
市販されている薬の強さは、主にストロング(効き目がやや強め)、ミディアム(効き目が穏やか)、ウィーク(効き目が弱い)の3段階が選べます。薬局やドラッグストアの人に症状やかゆみの強さを伝えることで、症状に合わせた強さの薬を販売してくれるでしょう。

皮膚科での治療が必要な症状は?

医者イメージ

対応する症状・脂漏性皮膚炎
・頭部白癬菌
・乾癬
・アレルギー
・ステロイド皮膚炎

市販薬での治療ができなかった場合、頼れるのが皮膚科です。
皮膚科では、主に脂漏性皮膚炎・頭部白癬菌・乾癬・アレルギーの4つが治療できます。
治療方法は多くの場合、問診や視診から症状を調べ、症状に応じた強さのステロイド系の塗り薬を処方するが一般的。脂漏性皮膚炎や頭部白癬菌などの症状には、ステロイド系塗り薬と同時に、抗菌剤なども処方してくれます。
症状の原因の特定し、それに合わせた治療法の実施や、肌の再生を促進するためビタミン剤を処方するなど、患者さん一人ひとりの状態に合わせた細やかな治療をしてくれるのがメリットです。
皮膚科では寄生したシラミの殺虫はしてくれませんが、シラミが寄生しているかを診察をしてくれるほか、強烈なかゆみを抑える強いステロイド薬の処方もしてくれるので、シラミの場合も皮膚科での診察を受けることをおすすめします。
ちなみに、ステロイド皮膚炎の治療は、ステロイド系の治療薬を使用せず、代わりに抗ヒスタミン系の薬を処方してくれます。
厳密には治療ではありませんが、症状を改善するための対処はしてくれるでしょう。

まとめ

看護師のイメージ

頭皮のフケやかゆみは、多くの人にとって厄介な問題となります。
放置していると頭皮の炎症から抜け毛が増え、薄毛になるリスクも高くなるため、「たかがフケ・かゆみ」と考えるのは問題でしょう。
普段使っている薬用シャンプーを変えたり、シャンプーの仕方を変えてもかゆみやフケが治らない場合、上で挙げた何らかの頭皮の病かもしれません。
市販のかゆみやフケの治療薬を使うのはもちろん、心配な場合は皮膚科での診察もおすすめします。

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