「ミノキシジルは女性でも使えるの?女性が使っても効果はあるの?副作用は大丈夫?」
あなたは今、そうお考えではありませんか?

徐々にだけれど確実に進んでいく薄毛。男性向けの育毛剤やプロペシアなどの医薬品は数多くあるのに、女性の薄毛に応えてくれる育毛剤や医薬品は少ないのが実際です。
そんななかで、ミノキシジルは女性でも使える数少ない発毛剤として知られています。
でも、女性の薄毛にもミノキシジルは高い効果を発揮してくれるのでしょうか?

この記事では、女性がミノキシジルを使うことで得られる効果や副作用・注意点について詳しく解説していきます。

近年、女性が薄毛に至るメカニズムの解明が進み、明確な医学的根拠を伴った治療方法が発見されています。
日本皮膚科学会は2017年に診療ガイドラインを改定しましたが、そこでの大きな変更点が女性の薄毛への言及が大幅に増えたことです
この記事でも、女性の薄毛について最新の知見をもとにミノキシジルの効果や副作用について検討していきます。

薄毛に悩む女性がミノキシジルを検討する上で、鍵となる情報を次のように幅広く解説しました。

この記事をお読みいただくことで、薄毛を本気で克服したいと願っている女性が取るべき選択肢を理解できます。

ミノキシジルへの正しい理解を得ることで、あなたの積極的な薄毛改善への第一歩となれば幸いです。

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女性が使えるミノキシジルは塗り薬とタブレットの2種類

女性が利用できるミノキシジルの種類には、外用薬(塗り薬)と内服薬(タブレット)があります。
ミノキシジルという成分自体は同じものですが、効果や副作用には塗り薬とタブレットで大きな違いがあります。
ミノキシジルが含まれている塗り薬とタブレットには以下のものが有名です。

種類 商品名 濃度 開発・販売
塗り薬 リアップリジェンヌ 1% 大正製薬
ロゲイン(女性用) 2% ファイザー
タブレット ロニテン 5~10mg

このなかで日本国内で承認されている医薬品は、リアップリジェンヌ(女性用リアップ)だけです。
アメリカ・ファイザーのロゲインやミノキシジルタブレットは、日本国内では承認されていません。

この記事では、ミノキシジルについて塗り薬とタブレットの両方について効果や副作用・使用上の注意点などについて紹介していきます。

ミノキシジルは女性の薄毛に効果的

ミノキシジルは女性の薄毛にも効果的な成分です。
ミノキシジルには「男性だけしか使えない。男性にしか効果がない。女性には副作用が大きい」というイメージがありますが、決してそのようなことはありません。
ここでは、ミノキシジルの効果について詳しく見ていくことにしましょう。

ミノキシジルの発毛メカニズムとは

分子の構造

ミノキシジルの発毛メカニズムは男女とも変わりません。
ミノキシジルには、頭皮の毛細血管を拡張し血流を改善することで発毛を促進する働きと、成長因子の分泌を促す働きがあります。

ミノキシジルは頭皮に張り巡らされた毛細血管を広げることで、血流を改善し髪の成長に必要な栄養素を行き渡らせることで、抜け毛を減らしつつ発毛に繋げます。
もともとミノキシジルは、血管を広げて血流を改善することで血圧を下げる目的の降圧剤として開発されました。
しかし、ミノキシジルを服用した患者の多くに多毛症という全身の体毛が濃くなる副作用が現れたのです。
発毛剤としてのミノキシジルは、この多毛症をメインの効果として利用したものです。

また、ミノキシジルにはVEGFやKGFと呼ばれる成長因子の分泌量を増やすことも発毛に繋がっていると考えられています。
VEGF(血管内皮増殖因子)とは、血管がないところに新たな血管を作り出すことに関与する成長因子です。
頭皮に新たな血管が作られることで、血行が改善し髪の成長に繋がります。

一方、KGF(角質細胞増殖因子)は髪の主成分であるケラチン細胞を活性化させる成長因子です。
毛乳頭から分泌されるKGFがケラチン細胞を活性化することで、髪の毛を成長させる毛母細胞の増殖に繋がり髪の発毛を促進すると考えられています。

日本皮膚科学会が女性の薄毛にミノキシジルを推奨

専門書を広げる医師

日本皮膚科学会が2017年に公開した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」によれば、ミノキシジルを塗り薬として使うことは女性の薄毛にも効果的であると高く推奨しています

参考日本皮膚科学会『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版』

日本皮膚科学会の診療ガイドラインでは現在広く行われている薄毛治療法を取り上げて、その効果と副作用のバランスから「推奨度」というランクによって評価しています。
ガイドラインで示される推奨度は、最高ランクのA(行うよう強く勧める)からB・C1・C2・Dまでの5段階評価です。
現時点での推奨度Aの治療方法としては、男性へのフィナステリド・デュタステリドの内服や男女のミノキシジルの外用だけです。
男性の場合、ミノキシジルだけではなくフィナステリド(プロペシア)なども選択できます。
一方、女性の場合は日本皮膚科学会によって推奨されているのは塗り薬のミノキシジルだけです。

ミノキシジルタブレットの推奨度は?

ちなみに、効果に対しての副作用の危険性が大きいことから、男女を問わずミノキシジルタブレットの推奨度はD(行うべきではない)となっています。

ミノキシジルの種類 日本皮膚科学会診療ガイドライン 日本国内での承認
塗り薬 推奨度A(最高) あり
タブレット 推奨度D(最低) なし(海外で降圧剤として認められている場合も)

塗り薬タイプのミノキシジルが推奨度Aであるのに対して、飲み薬タイプ(ミノキシジルタブレット)の推奨度が最も低いDなのは、国内での使用実績が原因です。
リアップを始め塗り薬タイプのミノキシジルは、医薬品として国からの正式な承認を得て販売が開始された1999年から現在まで19年の年月が経っています。
リアップは承認時の臨床試験を含めて何度も安全性と効果について、検証が行われてきました。
一方、ミノキシジルタブレットは国内で承認されていないだけではなく、海外でも発毛剤として承認されている国はありません。
また、ミノキシジルタブレットには安全性・効果を実証できるような臨床試験等の積み重ねも無いのが実情です。
そのため、日本皮膚科学会のガイドラインでは、塗り薬タイプのミノキシジルが推奨度Aであるのに対して、ミノキシジルタブレットは推奨度Dとなっています。

リアップリジェンヌの臨床試験から分かるミノキシジルの女性への効果

ミノキシジル(塗り薬)の女性への効果は、論より証拠です。
日本で唯一、女性用ミノキシジル外用薬として承認されている大正製薬・リアップリジェンヌの臨床試験データを見てみましょう。

リアップリジェンヌの臨床試験結果

出典大正製薬『臨床試験結果|リアップリジェンヌ』

上のグラフは、20歳以上の壮年性脱毛症に悩む女性たちを対象にリアップリジェンヌを6ヶ月間にわたって用いた臨床試験の結果です。
リアップリジェンヌを使った女性はそうでない女性に比べて、髪の毛の増加数は5.3倍に太い髪の毛の増加数は4.0倍にまで増えました

ミノキシジルが1%配合されたリアップリジェンヌには、このような大幅な薄毛改善効果が確認出来ています。

ミノキシジルの女性への副作用とは?

一方で、ミノキシジルには副作用の危険性があります。
特に女性にとっては頭部以外の多毛症などの副作用があり厄介な面が大きいです。

ミノキシジルが女性に引き起こしうる副作用 ミノキシジルのタイプ
頭皮のかゆみ・かぶれ、刺激感など 塗り薬(リアップリジェンヌ)のみ
動悸や頭痛など 塗り薬・飲み薬(ミノキシジルタブレット)の両方
多毛症 飲み薬のみ

ここでは、ミノキシジルを女性が使う上で理解しておくべき副作用の危険性について紹介していきます。

頭皮のかゆみ・かぶれ

塗り薬タイプのミノキシジルを使用して生じる副作用として代表的なのが、頭皮のかゆみやかぶれなどの頭皮トラブルです。
ミノキシジルを塗った部分に、かゆみやかぶれ、発疹、発赤はっせき(皮膚が赤くなること)などが生じることがあります。
リアップリジェンヌを使用して頭皮のかぶれ・かゆみが生じた場合は、直ちに使用を中断し医師または薬剤師に相談することが推奨されています。

副作用が現れるのは、ほとんどの場合直接ミノキシジルを塗った部分です。ただ、稀に頭部以外の部分にかゆみ・かぶれが起こることもあります。
このような副作用があらわれても、ほとんどの場合使用を中断することで改善することがほとんどです。

動悸や頭痛

塗り薬・タブレットタイプのいずれでも、ミノキシジルでは動悸や頭痛などの副作用を起こすことがあります。

ミノキシジルは発毛剤として利用される前は、血圧を下げる薬として開発されました。
血管を拡張し血流を促進することで血圧を下げるというのが、ミノキシジルの降圧作用のメカニズムです。
しかし、ミノキシジルは血圧を人為的に下げようとするため、血管や心臓に大きな負担を与えてしまいます。
その結果として、ミノキシジルを発毛剤として使った場合でも、頭痛や動悸などの副作用を起こしてしまうことがあるのです。

日本で唯一女性用発毛剤として承認されているリアップリジェンヌには、公式サイトで副作用について紹介しています。

副作用があらわれる部位 症状
皮膚 頭皮の発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、ふけ、使用部位の熱感等
精神神経系 頭痛、気が遠くなる、めまい
循環器 胸の痛み、心拍が速くなる
代謝系 原因のわからない急激な体重増加、手足のむくみ

参考大正製薬『製品情報|リアップリジェンヌ』

このようにミノキシジルには、数多くの副作用の危険性があることが分かります。

ただ、塗り薬のリアップリジェンヌに限れば、副作用の危険性をそんなに深刻に受け止める必要はないです。
リアップリジェンヌの公式サイトでは、リアップリジェンヌの臨床試験結果を公開しています。
そこでは、ミノキシジルとプラセボ(ミノキシジルの含まれていない偽の薬)との副作用発現率の差が確認できます。

ミノキシジルの副作用発生率

出典大正製薬『臨床試験結果 | リアップリジェンヌ』

上記の通りリアップリジェンヌとプラセボを比較すると、副作用発現率には有意な差はありませんでした。
しかも、リアップリジェンヌの副作用の大半は刺激感やかゆみ・かぶれなどの皮膚への症状で、上の表で取り上げた頭痛や動悸などの重篤なものは、発生していません。

つまり、塗り薬に限ってはミノキシジルの副作用とは、「肌に合う・合わないか」の問題とも言えるでしょう。

ミノキシジルタブレットは多毛症に注意

多毛症に悩まされて体毛が濃くなっている

ミノキシジルの副作用について、深刻に受け止めるべきなのはミノキシジルタブレットについてです。

女性にとってミノキシジルタブレットの利用が難しいのは、ムダ毛が濃くなるという多毛症が生じる可能性が高いためです。
ミノキシジルタブレットでの多毛症の発生確率は非常に高く、服用者の約8割の人で体毛が濃くなると報告されています。

About 8 out of every 10 patients who have taken LONITEN noticed that fine body hair grew darker or longer on certain parts of the body.
(訳:ロニテンを服用した10人の患者のうち約8人が、身体の特定の部位で細かい体毛が暗くなったり長くなったりすることに気づいた。)

女性にとっては薄毛もつらいですが、ムダ毛が濃くなってしまうのもそれ以上に嫌なことでしょう。
ミノキシジルタブレットの服用によって、およそ8割の確率で多毛症が現れることを覚悟しておく必要があります。

ただ、多毛症はほとんどのミノキシジル利用者には関係の無い副作用であることも事実です。
国内で承認されているミノキシジルが塗り薬であるリアップリジェンヌを使っても、頭部以外の毛が濃くなってしまう可能性はありません。
だから、ミノキシジルで多毛症が不安、というのは国内で承認されていない薬を使った場合だけであると考えても問題ないのです。

初期脱毛は発毛への下準備

悩める女性

リアップリジェンヌを使い始めたら、髪が増えるどころか、抜け毛が増えてしまって、余計に薄毛が目立つようになってしまいました・・・

ときどき、このようにミノキシジルを使い始めて以前よりも余計に抜け毛が増えて困ってしまった、という声があります
このような発毛剤の使い始めで生じる抜け毛の増加を初期脱毛(休止期脱毛)と呼びます。
初期脱毛については、日本皮膚科学会の脱毛症診療ガイドラインでも次のように記載されています。

男女ともにミノキシジル外用初期に休止期脱毛がみられることがあり,これが外用中止につながる恐れがあるため,患者への説明が必要である。

初期脱毛は、今ある不健康な髪の成長サイクル(ヘアサイクル)をリセットし、健康な状態に戻すための準備です。
また、初期脱毛は一時的なのもで、しばらくすると改善していきます。
そのため、初期脱毛が生じたことで、「自分にはミノキシジルは効果がないんだ」と自己判断はせずに、少なくとも半年間は使い続けましょう

妊娠中は使えない?ミノキシジルが使えない女性とは?

ミノキシジルは女性の薄毛に対して、非常に高い発毛効果のある医薬品成分です。
しかし、どのような女性でもミノキシジルは高い効果を発揮するわけではありません。
ここでは、ミノキシジルを使うべきではない女性について考えていきましょう。

妊娠中の女性はミノキシジルが使えない

妊娠中の女性

リアップリジェンヌの公式サイトにも記載されていますが、ミノキシジルを妊娠中や授乳中の女性は利用できません

ミノキシジルの副作用でも紹介しましたが、血圧を人為的に下げる働きがあり心臓や血管に負担を与える可能性があります。
健康な大人の女性であれば、塗り薬としてミノキシジルを用いても、心臓や血管に副作用が起こる危険性は極めて低いですが、現状では妊娠中の女性への安全性については十分には検証されていません。

また、ミノキシジルは母乳中に成分が移行する可能性があるので、赤ちゃんに母乳を与えている時には、利用を控えるべきです。
赤ちゃんを含めて、未成年者については、ミノキシジルは十分な安全性が確保されていません。

FAGA・壮年性脱毛症以外の女性はミノキシジルが使えない

マルバツ印を持つ女性

ミノキシジルが女性の薄毛に高い効果を発揮できるのは、FAGA・壮年性脱毛症による薄毛に限られます。

薄毛の原因は、壮年性脱毛症には限りません。
壮年性脱毛症以外の主な薄毛との違いについて、次の表にまとめました。

薄毛の種類 原因 症状 ミノキシジルの使用可否 薄毛改善のために、すべき行動
FAGA・壮年性脱毛症 男性ホルモンの働き 薄毛の進行は長い期間を掛けて、緩やかに
頭頂部を中心に髪が薄くなる
(※下のイメージ図参考)
ミノキシジルの利用など
円形脱毛症 自己免疫機能の疾患 急激な薄毛の進行
局所的に髪がゴッソリと抜け落ちる(いわゆる10円ハゲ)
× 病院・クリニックに足を運ぶべき
脂漏性脱毛症(粃糠性脱毛症) 頭皮の炎症 炎症部分を中心に全体的に髪が薄くなる × 病院・クリニックに足を運ぶべき
甲状腺の疾患による薄毛 甲状腺の機能低下
(甲状腺はのどぼとけの下にある器官で、新陳代謝を活発にする甲状腺ホルモンを分泌する)
側頭部や後頭部を含めた全体的な薄毛 × 病院・クリニックに足を運ぶべき
分娩後脱毛症 出産後のホルモンバランスの乱れ 全体的な薄毛 × 自然に回復する(半年~一年ほど)
ピル服用中断による薄毛 ピルの服用中断によるホルモンバランスの乱れ 全体的な薄毛 × 自然に回復する(数ヶ月~半年ほど)
牽引性脱毛症 髪を引っ張るような髪型 いわゆるポニーテールハゲ × 髪型を変更すべき

女性の壮年性脱毛症は頭頂部を中心に全体的に髪が薄くなっていくのが特徴です。
具体的には次のような状態が女性の壮年性脱毛症(FAGA)と判断されます。

女性の壮年性脱毛症のイメージ図

出典大正製薬『効能・効果|リアップリジェンヌ』

女性でミノキシジルの効果が発揮できるのは、上図のような薄毛でなおかつ数年から十年単位の長い期間を掛けて進行しているケースだけです。

あなた自身でFAGAに該当する薄毛だと判断できれば、リアップリジェンヌの利用をオススメします。
しかし、自分の薄毛原因・状態をあなた自身で判断できない場合は、迷わず病院・クリニックに足を運ぶべきでしょう
素人判断で「きっと自分はFAGAだからリアップが使える」と判断するのは、少々危険です。
もちろんリアップリジェンヌは市販薬で、誰でも薬局・ドラッグストアで購入できるため、副作用の危険も大きくはありません。
それでも、迷いのある状態でリアップを使い続けるのもあまり心地の良いものではないでしょう。

女性がミノキシジルを使う上での注意点

女性がミノキシジル製剤を使う場合の注意点について、2点ご紹介します。

ミノキシジルの濃度は1%以内で

試験管に溶液を注ぎ込む様子

ミノキシジルを女性が使う場合は、必ず「女性用」の表記のあるものを使いましょう。
ミノキシジルは男女で推奨されている濃度が異なるためです。

日本皮膚科学会の脱毛症診療ガイドラインでは、女性のFAGAに対して、使用すべきミノキシジル濃度は、1%であるとしています。

参考日本皮膚科学会『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版』

日本で唯一国から認可されている女性用ミノキシジル外用薬であるリアップリジェンヌは、推奨量の1%の濃度になっています。

アメリカのファイザーが発売する女性用ミノキシジル外用薬「ロゲイン」の場合は2%の配合です。
ロゲインが2%配合なのはアメリカ人女性の体質に合わせたもので、日本人女性が安易に推奨量を超えたミノキシジル外用薬を使うのは副作用の危険性が高まるのでオススメできません。

ミノキシジルは女性が触ると危険って、ホント??

指で触る様子

女性がミノキシジルタブレットを手で直接触ると、あまり良くないという噂があります。

結論から言えば、その噂は嘘です。
塗り薬としてのミノキシジルが存在するわけですから、ミノキシジルタブレットを肌に直接触れることで、危険が生じるわけではありません。

このような噂があるのは、ミノキシジルと並ぶ二大発毛剤であるフィナステリド(プロペシア)では、女性が直接手で触ることを禁止しているためだと推察されます。
フィナステリドは、女性が直接手で触ることで、成分が皮膚から吸収される可能性があります。
フィナステリドを妊娠中の女性が体内に吸収すると胎児が男の子だった場合、生殖器の発育に悪影響を及ぼすため、女性が直接手で触ることが禁止されているのです(ただし、現在多くのフィナステリド錠は、経皮吸収を防止するため、錠剤にコーティングが施されていることが多いです)。

女性がミノキシジルを触っても問題なし。そう覚えておきましょう。

ミノキシジル以外の女性の薄毛改善の選択肢とは?

女性のための薄毛を改善する方法は、ミノキシジルだけではありません。
ミノキシジルの副作用が心配な人。いきなり強い成分であるミノキシジルを使うのに抵抗がある人。
そして、これまで説明してきた事情によってミノキシジルが使えない人。
このような方々に向けて、ミノキシジル以外にも女性が薄毛を改善するための有用な方法についてご紹介します。

医薬部外品の育毛剤

医薬品であるミノキシジルに比べて、効果はとても緩やかなものの、副作用の危険性も非常に小さいのが、医薬部外品の育毛剤です。
育毛剤は、頭皮の健康を保ち、抜け毛・薄毛の予防をする効果があります。

医薬部外品の育毛剤として認定されるには育毛・発毛促進に有効な成分が含まれている必要があります。
だから、育毛剤を使うのは薄毛改善には全くの無意味というわけではないです。

しかし、医薬部外品と医薬品は別物です。副作用の危険性は小さいものの効果についても医薬品ほどではありません
「もしかして髪が薄いかも?」という段階であれば、医薬部外品の育毛剤から薄毛改善の行動を始めてみると良いでしょう

塩化カルプロニウム(カロヤン・フロジン液)

カロヤンシリーズ

出典第一三共ヘルスケア『発毛促進とスカルプケアのカロヤン プログレ』

塩化カルプロニウム(カルプロニウム塩化物)は、ミノキシジルと同様に頭皮の毛細血管を拡張し、血流を促すことで、発毛を促進する医薬品成分です。
ミノキシジルに比べて、塩化カルプロニウムの発毛の効果は緩やかなものの、副作用の危険性も小さいのが特徴。

塩化カルプロニウムが配合された医薬品には次のものがあります。

商品名 塩化カルプロニウムの濃度 分類 開発・販売
カロヤン 1~2% 一般用医薬品(第三類) 第一三共ヘルスケア
フロジン液 5% 医療用医薬品 第一三共株式会社
アロビックス液 日本ジェネリック株式会社

塩化カルプロニウムは医薬品として承認されている成分です。
ただ、日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」によれば、推奨度C1という中位の評価になっています。
そのため、医薬部外品の育毛剤と同様に、あまり高い発毛促進効果が期待できるわけではありません。
「ミノキシジルは使えない・使いたくない、でも薄毛を改善したい」という場合に、一つの選択肢として、塩化カルプロニウムは用いられることになるでしょう。

パントガール

パントガールの画像

出典明治通りクリニック『パントガール』

パントガールは、医薬部外品の育毛剤や塩化カルプロニウムとは違って内服薬タイプの発毛促進剤です。
現時点ではミノキシジルタブレットと同様に国からの承認は受けていませんが、多くのAGAクリニックで薄毛治療に利用されています。

パントガールはミノキシジルタブレットと同じ未承認医薬品ということで、副作用の危険性が大きいイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし、含まれている成分はL-シスチンやケラチンなどのアミノ酸・タンパク質やビタミンB1などと、かなり穏やかです。
いわばパントガールの成分は、育毛サプリメントに近いものになっています。
事実、パントガールが承認されているヨーロッパでは販売開始から30年間にわたって副作用の報告はありません

パントガールは副作用の危険性が非常に小さいものの、医薬部外品の育毛剤や塩化カルプロニウムよりも高い発毛促進効果が期待されています
高い発毛促進効果が期待できるものの副作用の危険性が小さいため、女性の薄毛治療に力を入れるAGAクリニックでは、積極的に処方されている薬です。
「ミノキシジルが使えない・使いたくない女性」にとっては、パントガールは最も有力視される薄毛改善の方法と言えるでしょう

女性のための「こっそり」とミノキシジルを購入する方法

薄毛に悩んでいる女性なら育毛剤を買うのも、できる限り「こっそり」と購入したいですよね。
ここでは、できる限り人には知られずに「こっそり」とリアップリジェンヌやミノキシジルタブレットを購入する方法をご紹介します。

リアップリジェンヌは通販でこっそりと購入可能

リアップリジェンヌはAmazonなどのインターネット通販でも購入可能です。
Amazonで購入すれば、荷物をコンビニに留めて家族に知られずに、こっそりと受け取れます。

リアップリジェンヌは医薬品のなかでは、第一類医薬品に分類され薬剤師による書面での説明がなければ、購入できません。
街のドラッグストアでリアップリジェンヌを買おうとすると、下の画像のようにレジの所でイチイチ説明を受けることに。

薬について薬剤師から説明を受けている様子

レジの前に立たされて育毛剤・発毛剤の使用方法や注意点について、説明を受けるのは抵抗のある人も多いでしょう。
レジで説明を受けている間にご近所さんに見られるのが、嫌だという人も多いようです。

でも、リアップリジェンヌはAmazonなどのインターネット通販でも購入できるので、家族にもご近所さんにもバレずに「こっそり」と購入できます。

安全かつ「こっそり」とミノキシジルタブレットを購入する方法とは?

一方、ミノキシジルタブレットは、インターネット通販では購入できません。
インターネットの通販で「こっそり」とミノキシジルタブレットを購入しようと個人輸入を利用する人もいます。
しかし、個人輸入で購入できる医薬品にはニセモノの危険性もあるのでオススメできません

また、女性の薄毛改善にはミノキシジルに次ぐパントガールも分類としては医薬品です。
個人輸入には高いリスクを伴うため、パントガールもクリニックで処方を受けるのが原則。

では、ミノキシジルタブレットやパントガールは「こっそり」と購入できないのでしょうか?

実は、ミノキシジルタブレットやパントガールを「こっそり」と購入できるクリニックがあります。
例えば、AGAヘアクリニックではスマホを使ったテレビ電話で、自宅にいながらでも診察が行えます
クリニックに足を運ばなくても、AGA専門の医師による診察の上でミノキシジルタブレットの処方が受けられるのです。

また、クリニックでは通常のリアップリジェンヌよりも濃度を高めた塗り薬のミノキシジルも処方できます。
もちろん、ミノキシジルの濃度が高まることで副作用の危険性が増してしまう可能性もあるので、安易に利用できるわけではありません。
ただ医師による適切な診察の上で、副作用と効果のバランスを慎重に判断し高濃度のミノキシジルを使うのが効果的な場合があります。
いずれにせよ、スマホを使えばクリニックに直接足を運ばなくても、安全かつ多様な選択肢が可能なAGAクリニックでの受診を「こっそり」と行えるのです

女性がミノキシジルを使うなら、一度クリニックに足を運んでからにしよう!

女性医師による問診

ミノキシジルは女性にも非常に高い発毛効果のある医薬品成分です。
薄毛に悩む女性にとっては、ミノキシジルは数少ない育毛・発毛剤成分としては最も有効性が高いものと言えるでしょう。
そのため、色々と自己流育毛ケアを試してみたけれど、あまり効果が得られなかった女性たちは藁にもすがる思いでミノキシジルに手を伸ばすことでしょう。

一方で、ミノキシジル(特に内服薬)は副作用の危険性が大きい薬でもあります。
リアップリジェンヌのような塗り薬タイプでは、頭皮のかぶれ・かゆみなどが。ミノキシジルタブレットの服用では、身体のムダ毛が濃くなってしまう多毛症を引き起こすことも。
女性にとっては薄毛も悩ましいことは確かですが、ムダ毛が濃くなってしまう多毛症はそれ以上に避けたいものでしょう。

また女性の全ての薄毛の原因に対して、ミノキシジルが効果的というわけではありません。
ミノキシジルが効果を発揮するのは、FAGA(女性男性型脱毛症・壮年性脱毛症)に限定されます。
医学的な専門知識を持っていない人にとっては、必ずしも自分の薄毛がFAGAなのか見極めるのが困難な面があります。

「それでも確実に薄毛を治療したい」と考えているならば、AGA専門クリニックへの受診をオススメします。
AGA専門クリニックなら、あなたの頭皮の状態を詳しく診察しFAGAかそれ以外の原因による薄毛なのかを判断してくれるでしょう

もしあなたがFAGAと診断されミノキシジルを使う場合でも、クリニックなら最も安全で確実な使い方について、専門医から指導を受けられます。
素人判断でミノキシジルを使うよりも、医師から適切な指導を受けながら使う方がより高い効果を得ながら、副作用を抑えることに繋がるでしょう。
また、AGAクリニックではミノキシジル以外にもパントガールなどの多様な選択肢が用意されています。
そのため薄毛を確実に改善するためには、AGAクリニックに足を運ぶのが最も有用な選択肢だと言えるでしょう。

女性の薄毛は男性以上に薄毛の原因が複雑な面があります。だからこそ、自分の薄毛を知ってから適切な改善法を実践することが必要です。
そして、AGAクリニックがそのための最も良い選択肢となることでしょう。

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